第8回3x3 日本選手権大会

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【現地レポート①/DAY1】3×3 OPENカテゴリーの日本一決定戦が開幕!

2023年2月19日

 当協会 (JBA) が主催する「第 8 回 3×3 日本選手権大会」の FINAL が 2 月18日 (土) に大森ベルポート (東京都品川区) で、3 年ぶりの有観客開催の下、開幕しました。今大会は年齢制限のない OPEN カテゴリーの日本一決定戦。東・中・西日本のエリア大会を勝ち抜いた男女それぞれ16チームが、トーナメント方式で頂点を目指します。DAY 1 となったこの日は 1 回戦と準々決勝で行われ、男女の 4 強が決定。優勝経験のあるチームや初出場チームなど、競技シーンでしのぎを削る実力者たちが DAY 2 へ駒を進めました。

JAPAN TOUR FINALの王者を TOKYO BB が破る

 女子の勝ち上がりを振り返りましょう。4 強の顔ぶれの中で、唯一初のベスト 4 になったのが、TOKYO BB (栃木県) です。1 回戦で WEST (長崎県) を 21-9 で圧倒すると、準々決勝では G FLOW (神奈川県) を 18-13 で破りました。昨秋の「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 FINAL」の王者に対して、これまで幾度も敗れていましたが、遂にリベンジを果たしました。それでも、#21 有明葵衣選手は、「この結果を自信にしつつ、良い意味で忘れて、また明日の一瞬にかけられるように準備したい」と、勝って兜の緒を締めました。

 一方で、残る 3 チームは過去に 4 強経験のあるチームがそろいました。新戦力やキャプテンの活躍が光ります。

 まず 2 年ぶり 4 強の XD (クロスディー) は、1 回戦で SAKU REGION (長野県) を 21-13、準々決勝では YAIZU GR UNITED (静岡県) を 21-15 で下しました。これまで #54 齊藤桃子選手がエースとして奮闘してきましたが、今シーズンより加わった #32 藤井美紀選手 (165cm) の活躍も見逃せません。かつてトヨタ自動車など W リーグでキャリアを築いた選手だけあって、2 ポイントシュートやスティールなど攻防両面で好プレーを連発。第 6 回大会以来 2 度目の優勝を狙うチームに対して、「選手が変わってダメだったと言われないように、小さくてもできることを120パーセントやってチームの力になれるよう頑張っています」と、藤井選手は貢献を誓いました。

 続いて、2 年連続で準々決勝を突破したのは、TEAM HUSTLE (千葉県) です。1 回戦でギャングネキ (香川県) に 21-11 で快勝し、準々決勝では GREEN ARROWS (三重県) を 21-18 で振り返りました。#3 浅羽麻子選手によると、チームの完成度は発展途上にあるそうですが、「チームメートの力を私は信じています。個人スキルのある選手がそろっていると思うので、それをいかにゲームで発揮するか」とコメント。浅羽選手自身、過去に別のチームで大会を制覇した経験を持っており、仲間とともに新たなチームで、頂点を狙います。

 そして、TOKYO DIME (東京都)は 3 年連続の 4 強入りを決めました。1 回戦で環太平洋大学 (岡山県) を 21-10 で下し、準々決勝では 3×3 女子日本ランキング 1 位の桂葵選手、同 2 位の前田友香選手を擁する BEEFMAN (岐阜県) に 15-13 で勝ち切りました。ただ、過去 2 年と異なり、メンバー構成が大きく変わった今シーズンはチーム作りに苦労もあったそうです。それだけに「試合をこなすごとにチーム力がどんどん高まり、お互いのやりたいことが分ってきました。今大会、それが良い形で表現できたことは嬉しい」と、キャプテンを務める #71 小池真理子選手の言葉から、勝利以上の喜びも感じられました。DAY 2 には、2 年連続決勝で敗れたチームの歴史を塗り替えるべく、挑みます。

2 連覇を狙う UTSUNOMIYA BREX…「絶対に取りたい」

 男子は全てが過去に 4 強を経験。さらに、その内 2 チームが歴代の優勝チームに名を連ねるなど、猛者たちが出そろいました。

 優勝した第 6 回大会以来、2 年ぶりベスト 4 の BEEFMAN (岐阜県) は、seaphoenix.miyazaki (宮崎県) との 1 回戦を 22-9 で突破し、準々決勝では EPIC (兵庫県) を 20-16 で撃破しました。第 7 回大会はエリア予選で涙を飲み、今シーズンも国内大会で無冠の状況を踏まえて #1 野呂竜比人選手は 2 度目の大会制覇へ意欲を燃やします。「日本選手権は、誰もが出られる大会ではないからこそ、県予選や中日本予選で対戦した選手たちの代表だと思って僕たちは戦っています。一秒一秒を大切にしてプレーすれば、最後に最高の結果がついてくる」と、決意を明かしてくれました。

 その BEEFMAN と準決勝で対戦する UTSUNOMIYA BREX (栃木県) は、大会 2 連覇がかかります。SHINAGAWA CC (熊本県) との 1 回戦は 21-20 の薄氷を踏む勝利でしたが、準々決勝の MINAKAMI TOWN (群馬県) 戦は 21-7 で力の差を見せつけました。世界大会を目指すチームにとって、優勝によって獲得できる「2023 FIBA ワールドツアーマスターズ アジア・オセアニア大陸予選大会の出場権」は、喉から手が出るほど欲しいもの。試合後、#11 齊藤洋介選手は「絶対に獲りたい」と言い切ります。チームは昨年12月から約 2 ヶ月間、オフに入っていたため、まだ完璧な仕上がりではないようですが、今大会で結果を残すことに焦点を当てて、1 ヶ月間の準備を重ねたそうです。王者の「誇り」と「自信」を胸に、DAY 2 へ挑みます。

 他方、初優勝を目指す 2 チームも苦しい試合を突破してきました。TOKYO DIME (東京都)は 1 回戦で ORANGE ARROWS (愛知県) との我慢比べを 17-15 で制し、準々決勝では ZETHREE ISHIKAWA (石川県) に 21-18 で競り勝ちました。今シーズンは、#5 西畝優選手や #44 伊森響一郎選手といった中堅・若手が活躍して少しずつ結果を残してきましたが、4 強が破れぬ壁にもなっています。持ち前のシュート力でチームを救った伊森選手は、別のチームでの第 6 回大会準決勝敗退を思い返して、「(2 年前に) 準決勝まで行ったとき、2 日目はあまり良いパフォーマンスが出せませんでした。だから、今回こそはチームの勝ちにつながるパフォーマンスをして、必ず優勝できるように頑張りたい」と、闘志を燃やします。

 そして、もう一チームは、その第 6 回大会の準優勝から成長したTSUKUBA ALBORADA (茨城県) です。1 回戦で Beans (広島県) に 21-8 で快勝し、NINJA AIRS (滋賀県) との準々決勝も終盤までもつれましたが、21-20 で勝ち切りました。ドライブで決勝点を挙げた #30 改田拓哉選手は、DAY 2 へ堂々とした口調で、思いを明かします。機は熟しました。
「2 年前は僕らも発展途上でした。運も良かったり、しっかりとシュートを決めきれたり、色々なことが重なっての 2 位でした。でも、今回は先ほどのゲーム (NINJA AIRS 戦) もタフな展開の中、勝利できました。完全な実力で優勝を狙える状態になっていると思いますので、しっかりと勝ち切れるように頑張りたいと思います」

男女ともに 2 度目の優勝か、初優勝チームか

 3×3 OPEN カテゴリーの日本一が決まる一戦は、本日19日(日)13:00よりスタート。当協会の YouTube 公式アカウントで熱戦の模様を配信します。男女ともに 2 度目の優勝か、初優勝チームが誕生します。今シーズンのフィナーレを飾る一戦をご注目ください。

<本日19日 (日) の日程>
13:00 女子 準決勝 TOKYO BB vs. TEAM HUSTLE
13:22 女子 準決勝 XD vs. TOKYO DIME
13:44 男子 準決勝 BEEFMAN vs. UTSUNOMIYA BREX
14:06 男子 準決勝 TOKYO DIME vs. TSUKUBA ALBORADA
14:38 女子 決勝
15:10 男子 決勝

○ LIVE 配信はこちら (12:50 頃~)
https://www.youtube.com/watch?v=xFeWeVvDxeU

※試合状況によって開始時間は前後する場合があります。あらかじめご了承ください。

<日程・結果 (FINAL) >
こちらから https://3x3japanchampionships2023.japanbasketball.jp/schedule-fin/

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